炊飯器を粗大ゴミに出す方法とは?タイミングや注意点を詳しく解説
執筆者 : 山田
炊飯器を粗大ゴミに出す際のポイントを解説!
投稿日: 2024.08.29更新日 2024.09.03
炊飯器を使用している際に無反応になったりご飯が炊けなくなったりした場合は、捨てるのを検討しましょう。
炊飯器には寿命があり、壊れたまま使用するのは危険です。粗大ゴミに出す際は、自治体だけでなく不用品回収業者を利用するなどさまざまな方法があるため、壊れた炊飯器をお持ちの方はぜひ処分を検討してみてください。
今回は、炊飯器を粗大ゴミに出す方法をご紹介します。粗大ゴミに出すタイミングや注意点などを知りたい方は必見です!
炊飯器を粗大ゴミに出すタイミング
炊飯器を使用中に以下の特徴が見られたら、処分を検討しましょう。
- ボタンを押しても無反応
- 炊飯器から雑音が聞こえる
- ご飯が炊けない
電源プラグを差し直しボタンを押しても反応がない場合は、故障している証拠です。とくに購入してからかなりの年数が経っているのであれば、炊飯器の劣化が考えられます。
また、炊飯器の炊き上がりを知らせる音とは違う「ピーピー」などの異音が聞こえる、空気が漏れる音がする場合も、炊飯器が故障しているといえるでしょう。異音がどんどん大きくなり生活に支障をきたすのであれば、買い替えを検討するのがおすすめです。
そして、炊飯器の故障で最も困るのが、ご飯がうまく炊けなくなることです。温度センサーの故障で、芯が残ったり水っぽいご飯が炊き上がったりするのが続く場合は、修理や買い替え、処分を検討しましょう。
炊けたご飯から異臭を感じたりご飯の色がいつもと違うなどのトラブルも炊飯器の故障による可能性が考えられます。
炊飯器の寿命は「3年から10年」
炊飯器の寿命は、約3年から10年といわれています。
お米を直接入れる内釜は、お米を研いだり炊いた際に熱が伝わったりする場所です。使用回数が増えるほど劣化にもつながるため、外釜に比べて内釜の方が寿命が短い傾向にあります。
炊飯器が故障しても、購入から1年以内であれば保証してもらえる場合がほとんどですが、内釜の保証はできるものとできないものがあるため注意しましょう。また、メーカーによっても対応が異なります。
参考元:内釜の交換(保証)について – ジャー炊飯器 – Panasonic
炊飯器を粗大ゴミとして処分する際の主な手順
炊飯器を粗大ゴミとして処分する際の主な手順は、以下のとおりです。
- 回収日の予約
- 粗大ゴミシールの購入
- 炊飯器の回収
回収日の予約
炊飯器を粗大ゴミに出すには、回収の予約をしなくてはいけません。お住まいの自治体に連絡し、粗大ゴミの回収を依頼しましょう。
回収方法は、自治体回収と持ち込みの2通りあります。自治体回収であれば、指定場所に出すだけで回収してもらえます。持ち込みは運搬に時間や労力がかかりますが、回収費用が抑えられる場合もあるでしょう。
粗大ゴミシールの購入
粗大ゴミの回収予約ができたら、粗大ゴミシールを購入します。
粗大ゴミシールの販売場所は地域によって異なりますが、主にコンビニやスーパーなどで購入が可能です。お住まいの地域の店舗で粗大ゴミシ―ルを購入しましょう。
ただし、地域によって粗大ゴミシールの種類や金額が異なります。粗大ゴミ回収の予約時にいくら分のシールが必要かをしっかりと確認しておくのがおすすめです。
炊飯器の回収
粗大ゴミシールを炊飯器に貼り付け、指定の場所に出しましょう。
炊飯器を粗大ゴミに出す際は、以下の点に注意が必要です。
- 粗大ゴミシールを貼り付けないと回収されない
- 粗大ゴミシールを貼り付けないと不法投棄とみなされる場合がある
- 粗大ゴミは指定日当日に出す
粗大ゴミ回収では、シールが貼り付けられたもののみが回収対象となります。シールのない粗大ゴミは、回収してもらえない場合があるため、目立つ場所にしっかりと貼り付けましょう。
また、粗大ゴミシールを貼り付けずにゴミを出すと、不法投棄とみなされることがあります。不法投棄に該当すると、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金が科されるため注意しましょう。
そして、粗大ゴミは回収日当日の朝に出すのがおすすめです。あまりにも早く出しすぎると、周囲の方への迷惑にもつながります。
粗大ゴミ回収業者や近隣住民とのトラブルを招かないためにも、粗大ゴミの回収はルールに沿って行いましょう。
自治体以外で炊飯器を処分する方法
自治体を利用した粗大ゴミの回収について詳しくご紹介しましたが、自治体以外の方法で炊飯器を処分することも可能です。
早く回収してもらえたり収入が得られたりなど、それぞれに特徴があります。ここでは、自治体以外で炊飯器を処分する方法をご紹介します。
購入店舗で下取りしてもらう
炊飯器を購入した店舗で下取りをお願いすることができます。
ただし、新しい炊飯器の購入が必要な場合や過去に店舗で購入したことが分かるレシートなどの提示を求められることがあります。
また、店舗に持参しなくてはいけない場合は、運搬に時間や労力がかかることもあるでしょう。店舗によって対応が異なるため、炊飯器の新規購入が必要かなどを事前に確認しておくのがおすすめです。
リサイクルショップで買取ってもらう
リサイクルショップでは、不要な炊飯器を買取ってもらえます。
ただし、商品の状態によっては、買取を断られることもあるため注意が必要です。たとえば、以下の状態では快く買取ってもらえるでしょう。
- 購入してから年数が短いもの
- 傷や汚れのない綺麗な状態のもの
- 動作に問題がないもの
説明書や箱がある場合は、より高く買取ってもらえる可能性が高いです。
購入から10年以上経過している、ボタンを押しても作動しないなどが見られる場合は、買取が難しい場合があります。店舗に問い合わせるなどし買取可能か確認をしてから持ち込みをしましょう。
フリマサイトに出品する
メルカリなどのフリマサイトに炊飯器を出品するのも1つの手です。
フリマサイトは、出品者の好きなタイミングで商品を出品することができます。また、出品時の価格設定が自由で利益を得やすいのが嬉しいポイントです。
買い手が見つかったら個別で連絡を取り合う必要があるため、コミュニケーション力が問われます。出品物の写真を撮る、詳細を記載するなど出品時に手間がかかるのがデメリットに感じる方もいるでしょう。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用して得られるメリットは、主に以下のとおりです。
- 不用品が複数あっても一度に回収してもらえる
- 自治体利用に比べて早く不用品の処分ができる
- 事前の仕分けなどが不要で手間がかからない
引越しや遺品整理などで炊飯器以外にも処分したものがある方にとくにおすすめです。また、業者によっては当日回収可能な場合もあり、スピーディーに不用品の処分ができるのもメリットといえるでしょう。
ただし、自治体回収などに比べて高額になる場合もあります。複数の不用品を処分したい方は、定額パックや買取制度を利用すれば費用を抑えることができます。
また、不用品回収業者のなかには悪徳な業者もいます。トラブルを避けたい方は、優良業者に依頼しましょう。
優良な不用品回収業者は以下の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
炊飯器を粗大ゴミに出す際の注意点
炊飯器を粗大ゴミに出す際の注意点を把握しておけば、トラブルを未然に防ぐことができます。ここでは、注意点を3つご紹介します。
炊飯器は家電リサイクル法の対象外
大型家電のエアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機などが該当する家電リサイクル法には、炊飯器などの小型家電は含まれません。
炊飯器は「小型家電」に分類されるため、小型家電リサイクル法に沿って処分をします。家電リサイクル法に該当するものは、処分時にリサイクル券の購入が必要ですが、炊飯器は家電リサイクル法に該当しない家電のため、処分方法が異なることを覚えておきましょう。
参考元:小型家電リサイクル法とは – 一般社団法人 小型家電リサイクル協会
自治体回収では地域によって対応が異なる
自治体によって炊飯器の処分方法が異なるため注意が必要です。
地域名 | 炊飯器の捨て方 |
神奈川県横浜市 | プラスティック製:燃やすゴミ
(内釜・内蓋:金属類、50㎝以上のものは粗大ゴミ) 金属製:小さな金属類 (30cm以上のものは粗大ゴミ) |
東京都品川区 | 陶器・ガラス・金属ゴミ
(一辺の長さがおおむね30cmを超えるものは粗大ゴミ) |
京都府京都市 | 高さ×幅×奥行が30×40×40cm以内の炊飯器:小型家電回収
5合炊き以上の炊飯器:大型ゴミ |
地域によって炊飯器の分類が異なるため、回収日や回収方法にも違いが見られます。炊飯器を粗大ゴミに出す前に、各自治体の処分方法を確認しルールに従いましょう。
参考元:横浜市ゴミ分別辞典「MIctionary(ミクショナリー)」 | 分別検索
資源・ゴミ品目一覧|品川区
京都市:小型家電の回収・リサイクル
内蔵のリチウム電池は取り外す
多くの炊飯器の液晶画面には、リチウム電池が内蔵されています。自治体の粗大ゴミ回収を利用する際は、炊飯器のネジを回してコードや電池を抜いてからゴミに出しましょう。
ちなみに、リチウム電池を取り外さずにゴミに出してしまうと、処分時の発火の原因となり大変危険です。大きな事故を防ぐためにも、炊飯器のリチウムイオンは取り外してから回収してもらうのがおすすめです。
ただし、電池が内蔵されたタイプの炊飯器は、家庭で取り出せない場合もあります。判断が難しいときは、各メーカーや自治体へ問い合わせをしましょう。
炊飯器の処分にお困りの方は『不用品回収モンスター』へ
炊飯器のボタンを押しても反応しない、ご飯がうまく炊けないなどのトラブルが起きたら、炊飯器の買い替えを検討しましょう。炊飯器を処分する方法には自治体回収を利用したりリサイクルショップに買取を依頼したりなどさまざまな方法があります。
引越しなどで炊飯器以外にも処分したいものがたくさんある方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
『不用品回収モンスター』では、大量の不用品をお得に処分できる定額パックをご用意しています。買取依頼で処分費用を抑えることも可能です。
炊飯器の処分にお困りの方は、ぜひ『不用品回収モンスター』へご相談ください!
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