ダンボールを処分する方法とは?不用品回収時の注意点などを解説
執筆者 : 山田
ダンボールの処分方法や注意点をご紹介!
投稿日: 2024.04.26更新日 2024.05.02
紙と木材のパルプでつくられるダンボールは、リサイクル対象商品です。
処分方法の1つに自治体がありますが、無料で回収が可能な半面、回収場所へ運ぶ労力がかかるなどそれぞれにメリットでデメリットがあります。また、ダンボールを不法投棄すると罰金される場合があるため注意が必要です。
今回はダンボールの処分方法についてご紹介します。ダンボールを不用品回収に出す際の手順や注意点などを知りたい方は参考にしてください!
ダンボールを回収処分する5つの方法
ダンボールを回収処分する方法は、主に5つあります。それぞれの方法やメリットデメリットについて詳しく解説します。
自治体のゴミ回収を利用する
ダンボールはリサイクル対象品のため、自治体が行うゴミ回収に資源ゴミとして出すことが可能です。
メリット
自治体のゴミ回収は無料で利用できるのが嬉しいポイントです。
処分できる日は地域によって異なりますが、多くは曜日で固定されているため回収日を把握しやすく、定期的に回収してくれるため少量のダンボールであれば問題なく処分できるでしょう。
デメリット
回収日に合わせなくてはならず、処分できる日が決まっているため好きなときにダンボールを処分することはできません。
また、回収場所へ自ら運ぶ必要があり労力がかかります。
店舗に設置された資源回収ボックスを利用する
「資源回収ボックス」を設置している大手スーパーは、主に以下のとおりです。
- アピタ
- イトーヨーカドー
- オオゼキ
- サンエー
- ツルハドラッグ
- ベイシア
- ヨークマート
メリット
店舗の営業時間内であれば、いつでも利用可能なため買い物ついでにダンボールの処分ができます。回収場所が固定されているため、場所を探す時間もかからずすぐに見つけられるでしょう。
資源回収ボックスの利用には料金がかからないため、大量のダンボールを無料で処分したい方におすすめの方法です。
デメリット
ダンボールの回収を実施している店舗は郊外のエリアが多く、回収場所まで運びだす必要があります。また、大量のダンボールを店舗まで歩いて持っていくのは難しく、車が欠かせないでしょう。
古紙回収業者を利用する
ダンボールは民間経営の古紙回収業者を利用して処分することも可能です。
メリット
古紙回収業者を利用したダンボールの処分では、自宅までダンボールを引き取りに来てもらえるため、時間や労力がかかりません。再利用可能なダンボールであれば、業者によってはトイレットペーパーなどと交換をしてくれる場合も。
デメリット
ダンボールの状態や量により、回収料金が上乗せされるケースがあります。また、個人で利用した際、ダンボールの運搬費用と回収に必要な手数料で約4,000円かかるなどもあるため注意が必要です。
引越し業者を利用する
引越しで出たダンボールは、後日引越し業者が回収してくれるケースがあります。
メリット
引越しでは大量の不要なダンボールが出ますが、業者によっては以下の対応が見られる場合があるでしょう。
- 何度でも無料で回収
- 1度だけ無料で回収
引越し業者と契約をする際は、ダンボールの引き取りにかかる料金や回収可能な回数などについて事前に確認しておくのがおすすめです。
デメリット
引越し業者を利用したダンボールの回収は、引越しで引越し業者を利用した場合に限られます。
また、引越し後日数が経ってからの依頼は、ダンボールの回収サービスに期限を設けている業者もあるため注意しましょう。
どんなダンボールでも回収をしてくれる場合もあれば他社のダンボールは引き取り対応外な場合もあり、対応は引越し業者によって異なります。
不用品回収業者を利用する
ダンボールの回収に不用品回収業者を利用するのも1つの手です。
メリット
不用品回収業者はダンボールを自宅まで引き取りに来てくれます。業者によっては即日回収サービスをしている場合もあり、急ぎで回収を頼みたいときに心強いでしょう。
24時間回収対応な不用品回収業者を利用すれば、時間に縛られずにダンボールが処分できるのも嬉しいポイントです。夜勤で朝の回収に間に合わない方や帰宅が遅く不用品回収ボックスまで足を運べない方なども片付けがスムーズに進められます。
また、ダンボール以外の不用品の回収もしており、「トラック積み放題プラン」などのお得なサービスを実施している場合もあります。複数の処分品にそれぞれ異なる業者を手配するには時間や手間がかかりますが、不用品回収業者を利用すればさまざまな不用品を一度に処分でき出費も抑えられるでしょう。
安心して利用できる不用品回収業者は以下の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
デメリット
自治体や資源回収ボックスなど地域の不用品回収サービスを利用するよりも処分費用が高くつきます。汚れたり濡れたりしたダンボールも回収可能ですが、別途料金がかかるため注意しましょう。
段ボールを不用品回収に出すときの基本的な手順
ダンボールを不用品回収に出すときの基本的な手順は、以下のとおりです。
- ダンボールがついたテープやシールを剥がす
- ダンボールが複数ある場合は紙ひもで束ねる
- 回収場所に運ぶ
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
Step.1 ダンボールについたテープやシールを剥がす
ダンボールには、以下のものが付着している場合はできるだけ取り除きましょう。
- 留め金具
- ガムテープ
- ビニール
- 伝票シール
ダンボールにリサイクル対象外のものが付着していると、回収してもらえない場合があります。伝票シールには住所や氏名などが記載されているため、個人情報を保護するためにも伝票シールは剥がしてから回収に出しましょう。
個人情報を黒のマジックで塗りつぶすのもおすすめです。
Step.2 ダンボールが複数ある場合は紙ひもで束ねる
大量のダンボールを回収に出す際は、1つに束ねしっかりとまとめましょう。自治体によっては、リサイクルできないビニールひもで束ねるのを禁じている場合があります。紙ひもであれば資源ゴミとして回収ができるため、トラブルを起こすことなく安心です。紙ひもは、100円ショップやホームセンターなどで低価格で購入ができます。
古紙回収業者や不用品回収業者を利用したダンボールの回収では、事前にダンボールをまとめておかなくてもよいケースもあるため、各業者のルールに合わせましょう。
Step.3 ダンボールを回収場所に運ぶ
テープやシールを剥がしまとめたダンボールは、決められた回収場所へ運びます。回収場所や置き方は各地域のきまりに合わせましょう。また、回収時間や曜日が事前に決められている場合が多いです。しっかりと確認してからダンボールを出しましょう。
ダンボールを不用品回収に出す際の3つの注意点
ダンボールを不用品回収に出す際の注意点は、主に以下の3つです。
- リサイクル対象外の素材でできたダンボールがある
- ダンボールの状態によっては燃えるゴミに出す
- ダンボールの不法投棄は罰金の対象になる
注意点を把握しておけば、未然にトラブルを防ぐことができます。それぞれについて詳しく解説します。
リサイクル対象外の素材でできたダンボールがある
なかにはダンボールに見せかけた紙製品もあるため注意しましょう。通販利用時に送られてくる封筒には、茶色いダンボールに似た性質のものがありますが、リサイクルできるダンボールではありません。また、茶色い紙製の箱もダンボールとは区別して回収されます。
ダンボールを見分けるポイントは、主に以下のとおりです。
- ダンボールの断面に波状の芯がある
- 表面にリサイクルマークがある
断面を見たときに芯がないものは「雑紙」に分類されます。ダンボールには表面にリサイクルマークがあり、紙製の箱には「紙」と印字されているため、分別に迷った場合はマークを探しましょう。
ダンボールの状態によっては燃えるゴミに出す
資源ゴミの対象となるダンボールはきれいな状態のもののみです。汚れが付着したダンボールや水に濡れたダンボールは、リサイクルの対象外とみなされ、回収できません。資源ゴミに出せないダンボールは、30㎝以下に切ってから燃えるゴミに出しましょう。
また、ダンボールを処分するまでに時間を要する場合は、ダンボールが濡れる場所に放置せず、湿気の多い場所を避けて保管するのがポイントです。
ダンボールの不法投棄は罰金の対象になる
ダンボールを不法投棄するのは違法行為です。
第二十五条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
十四 第十六条の規定に違反して、廃棄物を捨てた者
引用元:廃棄物の処理及び清掃に関する法律
個人の判断で不法投棄をするだけでなく、悪質業者を介して放置した場合も対象となるため注意しましょう。
また、入居先のゴミ捨てルールに従わなかった場合も、不法投棄とみなされ住居のオーナーなどとトラブルが発生する場合もあります。入居先や処分のルールを守ってダンボールの処分をしましょう。
ダンボールの処分に困ったら「不用品回収モンスター」に相談しよう!
ダンボールの処分方法には自治体を利用するなどさまざまな選択肢がありますが、大量のダンボールを運び出すのには時間や労力がかかります。また、悪質な業者を利用するとダンボールの不法投棄に関わる場合もあり、罰金を受ける危険もあるため注意しましょう。
不用品回収モンスターでは、ダンボールの処分はもちろん、さまざまな不用品の回収も行っています。
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