不用品回収には資格が必要!無許可の業者を利用するリスクも解説
執筆者 : Sugi
不用品回収業者を選ぶ基準である、資格に関してご紹介しています。
投稿日: 2024.05.02更新日 2024.05.02
本記事では、不用品を回収する際に必要な資格がわかるため、悪徳業者に騙されにくくなります。
- 不用品回収業者を利用したい
- 悪徳業者に騙されたくない
- 無許可の業者を利用するリスクが知りたい
上記のお悩みを本記事で解決します。
不用品回収の際に無許可の業者を利用するリスクや、優良な業者を見極めるためにチェックしたいこともご紹介します。知らずに悪徳業者を利用しないためにも、最後までご覧ください。
不用品回収に資格は必要?
不用品回収業を営む際には、古物商許可や産業廃棄物収集運搬業許可などの有無をチェックしましょう。
売買するなら『古物商許可』が必要
『古物商許可』とは、ビジネスにおいて古物を扱う際に必要となる資格です。資格の目的は、犯罪の防止や社会秩序の維持であり、盗品の流通を防ぎます。
多くの不用品回収業者は不用品のリサイクルも兼ねています。そのため、廃棄物として不用品を処分するだけではなく、二次利用するための資格が必要です。
古物商許可は、自分だけではなく他社の古物をかわりに販売するときも必要な資格です。該当の資格を取得していると、買い取った古物の輸出やレンタルもできます。
不用品回収業者を利用するときは、古物商許可の有無をチェックしましょう。
『産業廃棄物収集運搬業許可』が必要なとき
『産業廃棄物収集運搬業許可』を持っていなければ、不用品を廃棄物として処分できません。
不用品を廃棄物として処分する相手が法人であれば、産業廃棄物収集運搬業許可が必要です。一般家庭から排出された不用品を廃棄物として処分するときは、一般廃棄物収集運搬業許可を取得していると可能です。
とはいえ、一般廃棄物収集運搬業許可は産業廃棄物収集運搬業許可と比較して、取得が困難だと言われています。市町村が既存の一般廃棄物収集運搬業者だけで事足りると判断した場合、新たな受付をしない例が多いためです。
上記の理由から、『産業廃棄物収集運搬業許可』のみ取得している不用品回収業者が多くあります。
資格を持っている不用品回収業者をチェックしたい方には、以下の記事がおすすめです。
【優良】おすすめの不用品回収業者ランキングTOP7!選び方も解説
不用品回収で無許可の業者を利用するリスク
依頼した不用品回収業者が無許可の場合、下記の通りさまざまなリスクがあります。
不法投棄を促す
無許可の不用品回収業者を利用すると、不法投棄や不適正な管理を助長します。
なぜなら、不用品回収業者が法律を守って適切な対処をしているかどうか、判断がつかないためです。回収された不用品が不法投棄されたとき、不用品回収業者とお客さまの両者に罰則が設けられています。
たとえば2010年に、岡山市南区阿津の貝殻山中腹で冷蔵庫が不法投棄されており、逮捕された事例があります。また、新潟県でも県内で不法投棄をした業者が、懲役や罰金を課せられました。
そのため、無許可の不用品回収業者を利用しないことが重要です。
古物営業法に違反する
無資格の不用品回収業者を利用すると、古物営業法に違反するおそれがあります。
古物営業法は盗品の流通を防ぐために作られており、売買の防止や速やかな発見を目指した法律です。価値のある物品は所有者が売却したものに限らず、盗品の可能性があります。
窃盗の被害者は事件発生から1年以内であれば返還を要求できるため、場合により買い取った古物を返還しなければなりません。そのため、買い取ったお客さんと窃盗の被害者によるトラブルも想定されます。
古物営業法は、上記の犯罪やトラブルを防ぐために設けられた法律です。
廃棄物処理法に違反する
資格を所有しない不用品回収業者は、廃棄物処理法に違反している可能性があります。
廃棄物処理法は、生活環境を守り衛生面の向上を目的として作られた法律であるためです。たとえば不要物や汚物であり、固形ではなく液状のものも廃棄物に該当します。
不用品を無償で引き取る業者に引き渡したときは、廃棄物を不適切に扱ったとして、罰則が設けられています。そのため、ご自分でも正しく処理してくれる不用品回収業者であるかどうかをチェックしましょう。
不用品回収の資格を持たない業者に依頼すると、廃棄物処理法に違反するリスクがあります。
改善命令に違反する
改善命令とは、基準を満たしていない不用品回収業者や人物に対して修正を求める命令です。
将来的に、廃棄物処理に対する基準を違反しないよう改善させる目的があります。そのため改善命令は、基準に該当しない不用品回収業者や人物に対して出せません。
命令であるため、したがわなかったときは刑事罰の対象になります。改善命令のほかに措置命令がありますが、両者は主に、生活環境保全に支障をきたしているかどうかで判断されます。
汚水や悪臭が発生しており、火災のリスクがあるときは措置命令となるでしょう。
不用品回収で資格以外にチェックしたいこと
優良な不用品回収業者を見極めるには資格の有無だけではなく、下記の情報をチェックします。
良心的な料金
不用品回収業者を利用する際は、良心的な料金であるかどうかをチェックしましょう。
優良な不用品回収業者はお客さまのことを考えて、わかりやすく料金を表示してくれるためです。相場は6,000円から60,000円であり、回収する不用品の量によって金額が変動します。
料金体系がわかりづらかったり、そもそも料金が書かれていなかったりする不用品回収業者の利用はおすすめしません。料金を第一にチェックしたいお客さまの気持ちを考えておらず、その後の対応も不安であるためです。
公式Webサイトに価格の表示がない不用品回収業者は、必ずしも悪徳業者とは限りません。しかし、わかりやすい料金であるかどうかは、見極める際のポイントです。
公式Webサイトや営業所の有無
優良な不用品回収業者を見極めるコツは、公式Webサイトや営業所の有無です。
怪しい不用品回収業者はトラブルの発生時、お客さまに追跡されることを防ぎたいためです。インターネットで検索して簡単に見つかるようでは、トラブル発生時にすぐ追いつかれてしまいます。
チラシや街を巡回する回収車は追跡が困難であるため、悪徳業者がよく利用する手口です。公式Webサイトや営業所の住所が書かれている不用品回収業者は、優良の可能性が高くなっています。
そのため、優良な不用品回収業者は、公式Webサイトや営業所を公開しているでしょう。
問い合わせの対応
不用品回収業者が悪徳ではないかを確認するには、問い合わせの対応をチェックする方法があります。
優良な不用品回収業者は実績があり、問い合わせ対応はそのまま会社の評価につながることを知っているためです。問い合わせ対応が悪いとすぐ口コミに書かれるため、ていねいな応対を徹底しています。
顔の見えない状態でていねいな受け答えをされると、検討中のお客さまが利用したいと考えてくれるでしょう。
不用品回収業者の利用を悩んでいるときは、問い合わせの対応で決める方法があります。
誰が見てもわかりやすい見積書
不用品回収業者に見積もりを依頼した際、内容がわかりにくいときはお客さまに不信感を抱かせます。
何にいくらかかるのかわからない状態で高額な見積もりを出されても、納得しないためです。不用品回収業者とお客さまの場合、後者は専門的な知識がありません。
そのためぼったくりをする目的で、わざと解読が困難な見積書を提出する不用品回収業者もいます。作業の内容をおおざっぱにまとめて、詳細を掲示しない不用品回収業者もいるでしょう。
上記の不用品回収業者がすべて悪徳とは限りません。しかし少しでもわかりにくいと感じたら、疑ったり尋ねたりしましょう。
不用品回収なら『不用品回収モンスター』
本記事では、不用品回収の資格と、無資格の業者を利用するリスクについてご紹介しました。優良な業者に依頼したいときは、『不用品回収モンスター』の利用をご検討ください。
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