違法な不用品回収業者とは?安心な業者の見分け方などを解説
執筆者 : 山田
安全な不用品回収業者を見極めるポイントをご紹介します!
投稿日: 2024.04.27更新日 2024.05.02
不用品回収業者のなかには優良な業者だけでなく違法な業者もいます。
違法な業者は所在地をふせているなどいくつか特徴があります。
もし契約をしてしまうと見積りよりも高額な支払いを請求されたり、積み込み後に強制的に追加料金を請求されたりなど依頼者側が金銭面で損をするさまざまなトラブルが発生するでしょう。
今回は違法な不用品回収業者についてご紹介します。
安心な業者の見分け方や違法業者を利用した際のリスクなどを知りたい方は本記事を参考にしてください!
違法な不用品回収業者の特徴
違法な不用品業者にはいくつかの共通点があります。事前に押さえておけばトラブルを未然に防ぐことが可能です。それぞれについて詳しく解説します。
チラシなどで「無料回収」を強調している
チラシや電話、放送などで「無料」と大きく宣伝している業者には注意が必要です。粗大ゴミなどの不用品は、処分する際に料金が発生する場合が多く、無料で回収をしても業者の利益になりません。無料と呼びかけてあとから料金を請求するケースが考えられます。
所在地など問い合わせ先が特定できない
不用品回収業者のなかには、会社の所在地や電話番号を記載していない業者がいます。違法な営業の実態が周囲に知られないよう記載していない悪質な業者もいるため注意しましょう。
なかには嘘の住所や電話番号を載せている業者もいます。地図で調べても出てこない、何度電話をかけても繋がらないなどが見られる際は違法な業者の可能性があるでしょう。
無許可で営業を行っている
不用品回収を行うには一般廃棄物収集運搬業の許可を自治体から得る必要があります。認定されると許可証と許可番号の取得ができ、不用品の回収事業を行えます。
一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者は、回収時に使用する車の側面に許可番号を表示しなくてはいけません。また、不用品の買取をするには「古物商許可」も必須です。
許可証を提示せずに不用品の回収や買取をしている業者は、無許可営業をする違法業者といえるでしょう。
不用品回収業者の持つ資格についてより深く知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。
不用品回収には資格が必要!無許可の業者を利用するリスクも解説
家電リサイクル法を守らずに不用品の処分をしている
不用品を回収し家電を処分する際は、家電リサイクル法に基づきゴミの処分を行います。
家電リサイクル法とは
一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶式、有機EL式、プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
引用元:経済産業省
家電リサイクル法を守った処分をするには、一般廃棄物処理の許可が必要です。許可を受けた業者のみがゴミ処分場へゴミの持ち込みができます。
そのため、許可を得ていない業者は法律に基づいて処分ができず、なかには不法投棄をするケースも見られます。山などに家電などの不用品を不法投棄すると環境破壊につながるだけでなく、家電の漏電による大火災へとつながる危険もあるでしょう。
不法投棄は、業者だけでなくゴミの処分を依頼した側にも責任が問われます。悪質な業者の利用で不法投棄に関わる場合もあるため注意しましょう。
安心な業者を見分けるためのポイント
安全な業者を見分けてトラブルなく不用品を処分しましょう。ポイントを3つに分けてご紹介します。
見積りは複数の業者に依頼する
不用品回収業者を利用する際は、複数の業者に見積りを依頼しましょう。
料金設定は各業者によって異なります。1つの会社の見積りだけでは不用品回収の相場が把握できず、損をする場合があります。複数の業者を比べることで悪質な業者や優良な業者を見分けられるでしょう。
見積もりを依頼する際にチェックしておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 追加料金の有無
- キャンセル料金の有無
金銭トラブルを避けるためにも、料金の内容を詳しく提示してもらうのがおすすめです。ホームページなどで事前に料金について調べておくのも良いでしょう。また、見積もりを出さずに契約を進める業者は、特定商取引法違反に該当するためすぐに避けましょう。
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。
引用元:特定商取引法ガイド
見積書を手に入れたら捨てずに保管したり、やりとりをスマホなどに記録したりするのもおすすめです。見積りと異なる請求があれば、保管していた見積書を証拠として出しましょう。
一般廃棄物処理業許可や古物商許可を取得している業者か確認する
一般廃棄物処理業許可は、回収車両の側面に番号を記載しなくてはいけません。また、業者のホームページやチラシなどで一般廃棄物処理業許可や古物商許可の有無を確認しましょう。上記の方法で確認ができない場合は、許可を持っているか業者に問いかける方法もあります。
無許可の業者は返答に困ったりあやふやな説明でその場を乗り切ろうとするかもしれません。
口コミ評価もしっかり確認する
安心出来る業者を見極める方法としてホームページなどの口コミも活用できます。優良な業者はホームページで不用品回収を利用した方の口コミを載せています。口コミでは良い評価も悪い評価も具体的に見られるため、依頼する際の参考になるでしょう。
口コミを公開していない場合は、トラブルが多いなど公表できない理由があるのかもしれません。優良業者は以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
違法な不用品回収業者を利用した際によくあるトラブル
違法な不用品回収業者を利用した際によくあるトラブルは、主に以下のとおりです。
- 無料のはずが料金を請求された
- 見積りよりも多く請求された
- 不用品を積み込んだあと高額請求された
- 回収された不用品が不法投棄された
契約時に「無料で回収できる」と言われたが、回収後に請求されるパターンがあります。また、回収は無料でも不用品の積み込みや運搬にかかる費用を別途請求されるなどのトラブルが多いです。
なかには、積み込みを済ませたあとに追加料金を請求してくる業者もいます。すべて積み込んだあとにキャンセルするとは言えないと考える依頼者もおり、料金の支払いを済ませてしまうケースも見られます。
そして、違法な不用品回収業者の利用は金銭トラブルだけではありません。格安な業者を利用して、不用品が不法投棄されるパターンもあります。
違法な不用品回収業者を利用するとさまざまなトラブルが発生してしまいます。強引な態度で接する不用品回収業者などには十分に注意しましょう。
違法な不用品回収業者の利用で考えられるリスク
違法な不用品回収業者の利用で考えられるリスクは、主に以下のとおりです。
- 不法投棄に関与したと罰則を受ける
- 業者と連絡がとれず返金してもらえない
それぞれについて詳しく解説します。
不法投棄に関与したと罰則を受ける
違法な不用品回収業者を利用した結果、不法投棄に関与してしまう場合があります。
家電などの不用品は家電リサイクル法に沿ってリサイクルをしなくてはいけません。悪質な不用品回収業者はできるだけ得をしようと考えるため、処分にかかるコストを落とすことを考え、山などに回収した製品を捨てる場合があります。
この行為は環境破壊につながり、廃棄物処理法の違反行為に該当します。
廃棄物処理法では、一般廃棄物処理の許可を持たない業者へ依頼をした人に対する罰則も設けられているため注意が必要です。
第二十五条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
十四 第十六条の規定に違反して、廃棄物を捨てた者
違法な業者を見分けられずに契約を進めると、思わぬトラブルを招くでしょう。
業者と連絡がとれず返金してもらえない
不用品回収の代金を支払ったあとに連絡がとれなくなるケースがあります。悪質な不用品回収業者のなかには、連絡先を提示しない業者がいます。連絡先を知らないまま契約をしてしまうと、後から問い合わせをしたくても連絡手段がありません。連絡先が不明では返金の交渉もできず、お金が手元に戻ってこないなど依頼者側が損をする場合もあります。
契約前に電話番号や住所をしっかりと確認しましょう。
不用品回収業者とのトラブルは「消費者ホットライン」に相談する
不用品回収業者の利用でトラブルが発生した場合は、消費者庁の「消費者ホットライン」へ相談するのがおすすめです。「188」に電話をかけると誰でも利用可能な消費者生活窓口につながります。
通話料はかかりますが、どんな相談も無料で聞いてもらえるため心強い味方になるでしょう。1人では思いつかなった新しい解決方法を提示してもらえるかもしれません。
違法な不用品回収業者を避けたいなら「不用品回収モンスター」に依頼しよう!
所在地が特定できない、無許可で不用品回収の営業をしているなどは、違法な不用品回収業者の特徴です。違法な業者を利用すると、連絡が取れず金銭トラブルになったり不法投棄をされたりなどさまざまな問題が発生します。ホームページの口コミを見たり複数の業者に見積もりを依頼するなどし、安心できる不用品回収業者を見極めましょう。
また、違法な業者を避けて不用品の回収依頼をしたい方は不用品回収モンスターの利用がおすすめです。お得な定額パックもあり、満足度の高い口コミが多数寄せられています!不用品回収のご相談はこちらにご連絡ください!