テレビは粗大ゴミ不可!家電リサイクル法を理解して正しく処分しよう
執筆者 : 水口
テレビを粗大ゴミとして処分する方法を解説!
投稿日: 2024.06.21更新日 2024.07.07
本記事では粗大ゴミとして処分できないテレビの処分方法について解説しています。
テレビは家電リサイクル法の対象家電なので、自治体の粗大ゴミとして捨てられません。そのため、ほかの方法で処分する必要があります。
どんな方法でテレビを処分すればいいのかを紹介するとともに、処分の際に注意すべき「無料回収」についても解説しているので、テレビの処分に困っている方はぜひご覧ください。
テレビを粗大ゴミとして捨てられない理由
テレビを粗大ゴミとして捨てられない理由は、テレビが家電リサイクル法の対象家電だからです。ここでは、家電リサイクル法について詳しく解説します。
家電リサイクル法について
家電リサイクル法とは、特定家庭用機器廃棄物からまだ使える部品や材料を極力リサイクルに回して、廃棄物減少・資源の有効利用を推進するための法律です。
特定家庭用機器廃棄物は家電4品目とも呼ばれ、以下の家電が対象となります。
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
テレビだけでなく、上記に該当する家電を処分する際は粗大ゴミとして捨てられないので注意が必要です。
テレビの家電リサイクル料金
家電リサイクル法対象家電を処分する際は、家電リサイクル料金が発生します。家電リサイクル料金を支払ったのち、家電リサイクル券と呼ばれる紙をもらって必要事項を記入しなければなりません。
家電リサイクル料金は以下の通りです。
家電の品目 | リサイクル料金(税込み表記) |
---|---|
テレビ | 1,320円、1,870円、2,420円、2,970円 |
エアコン | 990円 |
冷蔵庫・冷凍庫 | 3,740円、4,730円 |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円 |
家電リサイクル料金は、品目ごと・メーカーごとに決まっていて必ずどれかに当てはまります。
上記の金額以下・以上になることはないので、上記の金額とは異なる金額を請求されたときは、信頼できる回収業者かどうかの判断基準にできるでしょう。
また、家電リサイクル料金に加えて、収集運搬料金と呼ばれる、回収した家電を処理場まで運ぶための費用もかかります。収集運搬料金は各業者によって異なりますが、相場は2,000円〜3,000円程度です。
テレビを捨てる際は、家電リサイクル法を理解したうえで正しく捨てましょう。
テレビの正しい処分方法
ここからはテレビの正しい処分方法を解説します。捨てる際は必ず家電リサイクル法に則って処分しなければなりませんが、まだ使えるテレビを第三者がテレビとして再利用する際はその限りではありません。自身の希望や状況を踏まえて、適切な処分方法を選んでください。
- 自治体指定の方法で処分
- 指定引取場所に持ち込んで処分
- 購入店舗の引き取りで処分
- リサイクルショップの買取で処分
- フリマアプリに出品して処分
- 不用品回収業者に依頼して処分
自治体指定の方法で処分
粗大ゴミとして処分はできませんが、自治体が指定する業者に回収してもらえば、自治体でもテレビを処分可能です。自治体によりますが、自宅まで回収しにきてくれる点がメリットとして挙げられます。
各自治体の対応は以下の通りです。
都市名 | 対応 |
---|---|
新宿区(東京都) | 家電リサイクル受付センターが受付・回収 |
横浜市(神奈川県) | 横浜家電リサイクル推進協議会指定の回収業者が受付・回収 |
千葉市(千葉県) | 千葉市が指定した一般廃棄物処理業許可業者が受付・回収 |
さいたま市(埼玉県) | さいたま市が指定した一般廃棄物処理業許可業者が受付・回収 |
上記のように、各自治体で対応は異なるので、自治体に依頼して回収を希望する場合はお住まいの地域の自治体のホームページを確認しておきましょう。
指定引取場所に持ち込んで処分
指定引取場所と呼ばれる場所へ直接持ち込んでの処分も可能です。指定引取場所へ持ち込んだテレビはは、手続きを経て処理場に出荷されます。
指定引取場所に持ち込んで処分すると、収集・運搬料金がかからないので、回収してもらうより安くテレビを処分できるのがメリットです。しかし、指定引取場所がどこにでもあるわけでもないので、移動手段がない方や、忙しくて足を運ぶ時間がない方には利用しづらいでしょう。
指定取引場所は各都道府県で定められており、それぞれの自治体のホームページで確認できます。また、一般社団法人家電製品協会 家電リサイクル券センターで住所検索により最寄りの指定引取場所も探せるのでチェックしてみましょう。
購入店舗の引き取りで処分
テレビを購入した店舗の引き取りでも処分できます。処分だけの場合は購入元の店舗に、新しく買い替える場合は買い替え先の店舗に引き取ってもらいましょう。
主要な家電量販店の対応をまとめた表は以下の通りです。
家電量販店 | 対応 | 料金 |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 持ち込み・回収が可能 | 収集運搬料金:2,500円(税込) 訪問料金:2,750円(税込) |
コジマ | 持ち込み・回収が可能 | 収集運搬料金:1台目2,200円(税込) 2台目以降4,950円(税込) |
ケーズデンキ | 持ち込み・回収が可能 | 収集運搬料金:2,750円(税込)、3,300円(税込) |
ヨドバシカメラ | 持ち込み・回収が可能 | 収集運搬料金:550円(税込)、2,750円(税込) |
ヨドバシカメラでは新しいテレビを購入して配送のタイミングで、古いテレビを引き取ってもらう場合収集運搬料金は550円と他社と比較して大幅にコストダウンします。
買い替えのタイミングで古いテレビを手間なく引き取ってもらえる点はメリットといえるでしょう。
各社で違いがあるので、購入元・購入先の家電量販店の対応をチェックしましょう。
リサイクルショップの買取で処分
リサイクルショップに買い取ってもらうと、家電リサイクル料金を支払わないでテレビを処分できます。リサイクルショップでは買い取った後、再販するので、第三者がテレビとしてそのまま再利用するので、費用がかかりません。
それどころか、換金できるので、少しでも足しにしたい方にとってはおすすめの処分方法といえます。しかし、リサイクルショップで良い値段がつくテレビは、新品に近い・人気モデルなどの好条件のみです。
リサイクルショップでは再販して利益を出すために、少しでも買取の値段を抑えたいので、使い古したテレビや壊れたテレビだと値段がつかないので、期待しすぎると損した気分になるかもしれません。
フリマアプリに出品して処分
リサイクルショップ同様、換金しつつテレビを処分できる方法がフリマアプリへの出品です。リサイクルショップとは違い、自分で売値を決められるので、多少状態が悪くてもそれなりの金額での換金が期待できます。
しかし、出品作業・梱包作業・発送準備・取引相手とのやり取りなど、自分で行わなければならない作業が多いので、手間に感じる方もいるでしょう。また、商品への認識の違いなどから、取引相手とのトラブルに発展するリスクもあります。
こうしたデメリットがある点を把握しつつ、うまく活用できる方におすすめの処分方法です。
不用品回収業者に依頼して処分
テレビ以外にもまとめて不用品を処分したい方におすすめなのが、不用品回収業者に依頼して処分する方法です。不用品回収業者に依頼すると以下のようなメリットがあります。
- 単品よりまとまった量の不用品処分がお得
- 基本的になんでも回収してくれる
- 即日処分できる
- 分別や解体、運び出しは不要
不用品回収業者ではパック料金制を導入しているところが多く、まとまった量の不用品処分を依頼する方が、単品での処分依頼よりお得になる場合があります。また、回収品目は問わずなんでも回収してくれるところがほとんどなので、不用品を一気に処分可能です。
加えて、即日回収に対応しているところも多く、作業はスタッフに丸投げできるので、「急遽引っ越しが決まった」「昼間家にいない」などの状況でも安心して依頼できます。
テレビのほかにも処分したいものがあるけど手間はかけたくない方は、ぜひ不用品回収業者を利用してみましょう。おすすめの不用品回収業者を紹介している記事は以下でご覧いただけるので、参考にしてください。
「無料回収」の不用品回収業者には注意
テレビの処分を不用品回収業者に依頼する際は、「無料回収」を謳う業者に注意しましょう。無料回収を謳う業者とのトラブルは多く、国民生活センターにもトラブル事例が報告されています。
そもそもテレビは家電リサイクル対象家電なので、必ず家電リサイクル料金がかかります。正しく処分するなら無料になることはないので、無料の言葉に釣られてしまわないよう注意しましょう。
以下の記事で安心して依頼できる業者の見分け方を紹介しているのでぜひご覧ください。
テレビの処分なら『不用品回収モンスター』にお任せ!
テレビを処分するときは、家電リサイクル法に基づき適切に処分しなければなりません。買取を除いて、家電リサイクル料金の支払いは必須なので、無料回収を謳う業者には依頼せず、適切に処分してくれる業者を選びましょう。
不用品回収業者を利用する際、業者選びに迷ったら『不用品回収モンスター』にお任せください。業界でも最安値級の6,800円から利用できるパック料金で、テレビ以外の不用品が大量にある場合も、お得に処分できます。
見積もり後のキャンセルも可能ですので、まずはお気軽にお見積りください。