不用品回収業者の訪問には要注意!危険な業者の見分け方を解説
執筆者 : 水口
不用品回収の訪問が要注意な理由を解説
投稿日: 2024.04.28更新日 2024.05.03
まともな不用品回収業者は自宅に突然訪問しに来たりしません。訪問に来る不用品回収業者に依頼したり対応したりすると、高額請求・押し買いなどの被害に遭う可能性があるので、十分注意しましょう。
本記事では、自宅に突然訪問してくる不用品回収業者が要注意な理由をはじめ、危険な業者の見分け方や、訪問に来た業者を断るポイントなどを解説しています。
訪問に来る不用品回収業者にお悩みの方はぜひご覧ください。
訪問に来る不用品回収業者が要注意な理由
依頼していないにも関わらず、突然自宅まで訪問してくる不用品回収業者に注意が必要な点は以下の通りです。
- 無料回収のチラシを配ってだます可能性があるから
- 違法な業者である可能性が高いから
無料回収のチラシを配ってだます可能性があるから
訪問してくる不用品回収業者にはチラシ配りの業者も含まれます。
ポストに投函してくるならまだしも、中には玄関先に置いてある使っていなさそうな自転車や、自宅周辺に積んであるタイヤに対して、直接貼り付ける業者も存在するのです。
こうした業者のチラシには大抵「無料回収」などと書いてありますが、無料ならと回収に出してしまうと、最終的に高額な費用を請求されぼったくり被害に遭う可能性が高いです。
実際に「回収は無料だが積み込みに費用が発生する」などと言われ、費用を請求された被害があります。
国民生活センターからも注意喚起が出ているので、依頼する前に業者の下調べなどは実施したほうがいいでしょう。
違法な業者である可能性が高いから
不用品回収の名目で訪問に来る業者は、そもそも違法である可能性が高いです。
「なんでも不用品を買い取る」などと言い訪問に来る不用品回収業者とのトラブルには以下のような事例が報告されています。
- とにかく家に上がろうとしてくる
- 皿だけのつもりが貴金属まで強引に買い取られた
- 断ってもしつこく居座られて買い叩かれた
これらの押し買い、または盗難まがいの被害は、特定商取引法における違法行為です。
実際、飛び込み訪問で貴金属を買取していた業者に対して、違法行為を働いていたとして業務停止命令が出された事例があります。
被害に遭っている方は多く存在するので、訪問に来た不用品回収業者を不用意に信じて依頼してはいけません。
また、買取には古物商許可証が必要なので、事前に確認するといいでしょう。
危険な不用品回収業者の見分け方
悲しいことに上記のような悪質な営業手法で顧客を騙す不用品回収業者は少なくありません。危険な不用品回収業者から身を守るには、自分自身で見分ける力が必要です。そこでここからは、危険な不用品回収業者の見分け方を解説します。
- 会社名・担当者名・電話番号を確認する
- 口コミを確認する
- 許可証を所持しているか
- 押し買いがあるかないか
- スピーカーを使い近所を巡回していないか
- 「無料回収」を売りにしているか
- 見積もりがもらえるか
会社名・担当者名・電話番号を確認する
訪問に来た業者が危険かどうかを判断するには、会社名・担当者名・電話番号を確認しましょう。
仮に答えられないような業者だったら、絶対に依頼・対応してはいけません。
また、訪問の性質上、その場でやりとりしなければいけない状況のように思えますが、その必要はないです。
まともな業者なら、会社名や電話番号などを調べた後で依頼するかどうか決める対応で問題ないはずなので、少しでも怪しいと感じたらその場で契約等しないようにしましょう。
口コミを確認する
業者名がわかったら、依頼する前に口コミを確認しましょう。
口コミには実際にその業者を利用した人たちの声が集まっているので、非常に参考になります。
当然、口コミが悪い業者に依頼するのは避けましょう。
許可証を所持しているか
許可証を所持しているかどうかも危険な不用品回収業者を見極めるポイントです。
- 一般廃棄物収集運搬許可証
- 産業廃棄物収集運搬許可証
- 古物商許可証
「不用品回収業者」と名乗る業者には上記全て、あるいはいずれかの許可証が必要です。
訪問に来る不用品回収業者は買取をメインとしているため、最低でも古物(中古品)の売買に必要な「古物商許可証」を所持していないといけません。
この許可証がない業者は無許可営業で違法行為にあたります。
信頼できる業者か判断するためには、古物商許可証など許可証があるか確認するのがおすすめです。
押し買いがあるかないか
押し買いがあるかないかも危険な業者かどうか見極める材料です。
押し買いは押し売りの逆の言葉で、言葉巧みに押し切って買い取られてしまう行為を指します。
- とにかく家に上がろうとしてくる
- 貴金属やブランド品がないかしつこく聞いてくる
- 高圧的な態度で対応してくる
上記のような特徴を持つ業者に依頼すると、高い確率で押し買いされてしまうので注意が必要です。
一度断っても執拗に食い下がってくるようなら、対応しないのがベストです。
スピーカーを使い近所を巡回していないか
スピーカーを使って近所を巡回している業者も危険な可能性が高いです。
「なんでも回収します」などの音声をスピーカーで流して、軽トラックなどで巡回している業者に依頼したことでぼったくり被害にあったケースがあります。
各自治体のホームページにも注意喚起が掲載されているので、依頼しないほうがいいでしょう。
「無料回収」を売りにしているか
「無料回収」を売りにしている不用品回収業者には依頼しないほうがいいです。
特にチラシを配ったり訪問に来る不用品回収業者は「無料回収」を謳って不用品を募る傾向にありますが、大抵の場合、作業後に法外な費用を請求してくる業者だったり、無許可で営業している違法業者だったりします。
無料の言葉に騙されないようにしましょう。
見積もりがもらえるか
優良な不用品回収業者であれば、不用品を回収する前に必ず形に残る形で見積もりをくれます。
- そもそも見積もりすらしない
- 口頭での見積もり
- 紙で渡してこない
見積もりに関して上記に当てはまる業者は、見積もりを形に残さないことで、自分たちの悪質な営業手法の証拠にならないようにしている可能性が高いです。
また、見積もりの内容も詳細に書かれていないと、不満があって抗議した際にはぐらかされてしまうので注意しましょう。
訪問に来た不用品回収業者を断るポイント
いきなり訪問に来て不用品を回収してくる業者は危険だとわかりましたが、中にはどうやって断ったらいいかわからないと感じる方もいるでしょう。
そこでここからは、訪問に来た不用品回収業者を断るポイントを紹介します。
- はっきり「不要」だと伝える
- 玄関に入れない
はっきり「不要」だと伝える
結論、はっきり「不要」だと伝えるしかありません。
中には、気が弱くはっきり言えない方もいるかと思いますが、以下のように言い方を変えるだけでも、「不要」だと意思表示できます。
- 今は不用品がない
- 最近ちょうど不用品を処分してしまった
相手は不用品を口実にやり取りしてこようとしているので、不用品がないことを伝えましょう。
それでも引き下がらない場合は、立派な違法行為にあたるので「警察に相談します」などと言って問題ありません。
逆に「今は対応できない」「後日でお願いします」など、次があるような回答の仕方はおすすめできません。
本当に後日再訪してくる業者は多いので、その場ではっきり「不要」を伝えるのが重要です。
玄関に入れない
訪問してくる不用品回収業者を断りやすくするためにも、玄関に入れてはいけません。
必ずインターホン越しに対応しましょう。
悪質な業者は、対面で断りにくい状況にするため、わざと強面の人間を寄越してくるので、面と向かって対応するのは避けたほうがいいです。
中には「玄関先でお話しする必要があります」「ドアを開けていただいてもよろしいですか」などと言ってくるところもありますが、インターホンで済まない用事な筈ははないので、絶対にドアを開けてはいけません。
優良な不用品回収業者に依頼してトラブルを防ごう
危険な不用品回収の訪問は、特に高齢者や1人暮らしの女性のもとへ来るケースが多く、実際高齢者や女性の方が多く被害に遭っています。
タイミングよく不用品を処分したいと考えていたときに訪問されると、依頼しなくなってしまいますが、その場で対応したり玄関にあげたりするとトラブルに巻き込まれてしまうので、十分注意しましょう。
せっかく不用品回収を依頼するなら優良業者に依頼したいと考える方は多い筈です。
一都三県対応の不用品回収モンスターなら、古物商許可証も所持しており、万一のトラブルに備えた損害補償にも入っているので安心して依頼できます。
出張見積もりも無料で受け付けているので、気になる方はぜひお気軽にご利用ください。