家具の不用品回収にかかる料金はいくら?処分方法と費用相場を解説
執筆者 : 水口
家具の不用品回収にかかる料金を徹底解説します!
投稿日: 2024.01.26更新日 2024.01.26
本記事では、家具の不用品回収にどんな方法があるかや、それぞれ費用相場はいくらかを解説しています。
家具の不用品回収は、行政に依頼、引越し業者に依頼、不用品回収業者に依頼するかの3通りです。それぞれ、かかる料金やメリット・デメリットも違うので、自分に合った方法を選びましょう。
また、不用品回収業者に依頼する場合は、安く依頼するためのポイントやいくつか注意点があるので、あわせて参考にしてください。
家具の不用品回収3パターンとそれぞれの費用相場
大掃除や引越しの際に出た家具の不用品回収の方法には、以下の3パターンがあります。それぞれの概要と費用相場を解説するので参考にしてください。
- 行政に依頼して処分する
- 引越し業者に引き取ってもらう
- 不用品回収業者を利用する
1.行政に依頼して処分する
家具の不用品回収方法の一つ目は、行政に依頼して処分する方法です。行政に依頼して家具を処分すると、かかる費用を大きく抑えられます。
〜費用相場〜
200円〜1,500円/不用品1点につき
行政に依頼して処分する方法には、以下の2通りがあります。
- 予約して不用品回収に来てもらう(収集)
- 行政が指定する不用品回収センターに持ち込む(持ち込み)
行政に依頼して処分する場合の、それぞれの概要やメリット・デメリットの違いを簡単な表にまとめました。
【収集】 | 【持ち込み】 | |
概要 | 自宅まで回収に来てもらう | 自分の住んでいる市のセンターに持ち込む |
手順 | 1:電話かインターネットで事前に予約 2:収集シールを購入し対象の家具に貼り付ける 3:指定された日にち・時間までに、自宅の外まで持ち出す 4:回収される |
1:処分したい家具を市のセンターに持ち込む 2:各センターの指示に従い、不用品を下ろす 3:処分にかかる手数料を支払う |
メリット | ・自分で運ばなくていい ・費用が安い |
・時間の融通が利きやすい ・費用が安い |
デメリット | ・時間の融通が利かない | ・自分で運ばなければならない |
行政に依頼する場合の処分方法では、費用が安いうえ、収集と持ち込みがお互いの欠点を補完するようにできています。とはいえ、時間がない・運び出すための手段もない方には、少し利用しづらいといえるでしょう。
また、家電4品目は請け負っていない・分別等のルールもある点などから、大量の不用品を一気に処分したい方にも不向きです。
2.引越し業者に引き取ってもらう
引越しの際に大型家具やたくさんの不用品を処分したい時、引越し業者が引き取ることが可能な場合もあります。引越し業者の不用品引き取り方法は、処分(有料)と買い取りの2種類。処分では、家電4品目も引き取ってくれます。
費用相場ですが、各引越し業者により異なる他、明確な料金表が開示されていないため不透明です。しかし、引越し業者が不用品を有料で処分する場合は不用品回収業者と提携する必要があり、その費用も上乗せされてしまうため、一般的な処分方法よりは割高になると予想できます。
また、回収できる・できない不用品の区別も引越し業者によって違うため、すべての不用品を回収できるわけではありません。従って、「料金は気にしない」「引越しのときにできるだけまとめて片付けをしたい」方にとっておすすめの処分方法といえます。
引越し業者に引き取ってもらう場合のまとめ表
メリット | ・引越しのときにまとめて不用品を処分できる ・家電4品目も引き取ってくれる(有料) ・買い取りにも対応している |
デメリット | ・一般的な処分方法より費用が割高になる可能性が高い ・引越し業者によって引き取ってくれる不用品に違いがあり、見積もり時までわからない ・引越し業者によってはそもそも不用品回収を行っていないので依頼前に確認が必要 |
利用をおすすめする人 | 料金は気にしないから、引越しのときにできるだけまとめて不用品を片付けたい人 |
3.不用品回収業者を利用する
不用品回収業者では、家具1点から大量にある不用品の回収まで幅広く行っているほか、行政や引越し業者では回収を断られた不用品の回収も頼めます。
不用品回収に依頼する費用は各業者によって異なりますが、目安となる相場感を簡単な表にまとめました。
不用品1点からの料金目安 | 500円〜5,980円 (費用は回収する品目により変動) |
定額パックの料金目安 | ・9,000円代〜/間取りの目安:1K〜 ・30,000円台〜/間取りの目安:1DK〜 ・50,000円代〜/間取りの目安:2DK〜 |
不用品回収業者には、トラックの積載量に合わせて費用を設定している定額パックがあるのが特徴です。業者にもよりますが、トラックに積める分ならいくらでも載せられる場合もあるので、大量の不用品がある場合でも大きく費用を抑えられます。
費用そのものだけを見れば、単品でも大量でも行政に依頼する方が割安でしょう。しかし、不用品回収業者への依頼には、分別不要・持ち出し不要・買い取り可能など、さまざまなメリットがあります。また、24時間365日営業している業者もいるので、時間の都合もつきやすいのが嬉しいポイントです。
そのため不用品回収業者の利用は、「料金・時間・労力を可能な限り抑えたい」「平日が忙しくて行政は使い勝手が悪い」「引越しの予定はないが掃除で大量の不用品が出た」といった人におすすめです。
不用品業者を利用する場合のまとめ表
メリット | ・家庭から出るもので不用品ならなんでも処分できる(生ゴミなどの生活ゴミ以外) ・単品からでも依頼できる ・大量の不用品がある場合でも依頼できる ・平日が忙しくても依頼できる ・自分で分別や持ち出しをしなくていい ・買い取りも行なってくれる ・希望があればハウスクリーニングなどもしてくれる(有料) |
デメリット | ・回収する不用品が少ないと、割高になる可能性が高い |
利用をおすすめする人 | 「料金・時間・労力を可能な限り抑えたい」 「平日が忙しくて行政は使い勝手が悪い」 「引越しの予定はないが掃除で大量の不用品が出た」 などの条件に当てはまる人 |
どんな業者に依頼したらいいか分からない時は、以下のおすすめの不用品回収業者ランキングの記事もご覧ください。
家具の不用品回収を安く業者依頼する4つの方法
サイズの大きな家具でも行政に依頼するのが一番費用を安く済ませられますが、時間的・ルール的な縛りも多くて使い勝手が悪いと感じる方は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
しかし、できればかかるお金は安く済ませたいと思う方がほとんどでしょう。そこで、家具の不用品回収を安く業者に依頼する方法を4つご紹介します。
- 処分する不用品は事前に決めておく
- 繁忙期を避ける
- 複数社から相見積もりを取る
- 買取サービスを利用する
1.処分する不用品は事前に決めておく
処分する不用品は事前に決めておきましょう。理由は2点あります。
まず1つ目の理由は、処分する不用品が決まっていれば料金表を見ながら業者を比較できる点です。単品回収に対応する業者なら品目ごとに料金表が設定されているので、確認しながら比較できます。単品だと高くなる場合は、パック料金を利用するなど臨機応変に対応できるでしょう。
2つ目の理由は、分別しておくと料金が安くなる可能性があるからです。不用品回収業者への依頼は基本的に分別不要ですが、分別しておけば依頼費用が安く済む場合があります。自分に負担がかからない範囲で、分別・仕分けしておくのがおすすめです。
2.繁忙期を避ける
依頼する際は、繁忙期は避けましょう。繁忙期とは「業者が忙しくなる時期」で、この期間は業者からしてみれば稼ぎ時でありながら、スタッフをたくさん用意しなくてはいけません。人件費などのコストがかさみ、ほとんどのケースで費用が高くなってしまいます。
一般的に不用品回収業者の繁忙期は、引越し業者の繁忙期と重なります。引越しに際して、いらない家具や不用品が多く出るからです。繁忙期の目安は、大掃除明けや新学期・新社会人が引越しを始める1〜4月あたりとされているので、避けて依頼しましょう。
3.複数社から相見積もりを取る
複数者から相見積もりを取るのも、依頼費用を安く抑えるためにお勧めのテクニックです。不用品回収業者に依頼する際は、業者があらかじめ見積もりを提示してくれます。
しかし、この見積もりが一社からだけだと「この不用品の量の相場感として適正か」「ほかの業者より安いのか高いのか」がわかりません。実際、依頼した後にほかの業者の方が安かったとわかり、後悔する人は一定数います。そのため、少なくとも3社以上からは相見積もりを取りましょう。
業者の見積もりに関しては「不用品回収業者に見積もり依頼する3つの方法!コツや注意点も解説」で解説しているので、参考にしてみてください。
4.買取サービスを利用する
不用品回収業社の中には、買取サービスを実施している業者もあるので、積極的に活用しましょう。
特に大量の不用品がある場合、中には値がつくお宝が眠っている可能性もあります。買い取りで値がつくと、依頼料金から割引してくれるので、見積もりで提示された金額よりもお得に不用品を処分できます。
不用品回収と買取については「不用品回収業者なら買取まで可能!買取のポイントも紹介」でまとめているので、参考にしてみてください。
家具の不用品回収を業者に依頼するときの3つの注意点
家具の不用品回収を業者に依頼するときは注意点もあります。
- 「無料回収」の業者には依頼しない
- 会社の詳細がわからない業者は避ける
- 作業前に必ず見積もりをもらう
1.「無料回収」の業者には依頼しない
不用品回収業社の中には「無料回収」を謳う業者がありますが、ほとんどが悪質な業者です。「回収は無料だが積載には費用がかかる」などと言い、法外な費用を請求してくるトラブルが後を絶たないので絶対に依頼してはいけません。
以下の記事では、無料の不用品回収業者が危険な理由などを解説しているので、あわせてご覧ください。
無料回収の業者の危険性については「無料の不用品回収業者は詐欺!危険な理由や対処法も解説」で解説しているので、あわせてチェックしてみましょう。
2.会社の詳細がわからない業者は避ける
会社の詳細がわからない業者は避けましょう。大抵のまともな業者は、運営会社の情報を自社のホームページ等に記載していますが、悪質な業者は検索しても情報が出てきません。
会社名・所在地・代表者名・電話番号などが記載されているかどうかを確認しましょう。
3.作業前に必ず見積もりをもらう
作業前に見積もりをもらうのも忘れてはいけません。国民生活センターに寄せられたトラブルの中には、事前に見積もりをもらわず、作業終了後に高額な費用を請求された例があります。
事前に見積もりの書面を渡さずに口頭で済ませようとしてくる業者への依頼は、キッパリと断る勇気を持ちましょう。
家具の不用品回収に関してよくあるFAQ3選
家具の不用品回収に関してよくあるFAQとして以下の3つをピックアップしました。
- 家具を無料で引き取ってもらえるサービスはある?
- 家具の不用品回収を依頼するために解体は必要?
- 家具の不用品回収を業者に依頼するメリットは?
1.家具を無料で引き取ってもらえるサービスはある?
高橋さん
家具を無料で処分できたら嬉しいんだけど…
回収モンスター
家具を「無料で回収します」と言う業者には注意が必要です!
家具に限らず不良品を無料回収すると謳う業者は、全て悪徳業者と言っていいでしょう。見積もりを出さず作業後に高額な作業料金を請求されたなどのトラブルが国民生活センターにも多く寄せられているので、無料回収の業者には絶対に依頼してはいけません。
2.家具の不用品回収を依頼するために解体は必要?
高橋さん
大きい家具を不用品回収してもらうには解体しないといけない?
回収モンスター
不用品回収業者への依頼なら、家具の解体は不要です!
不用品回収業者なら、解体はもちろん分別も不要で依頼が可能です。自分たちで解体する余裕がない場合は、業者へ依頼しましょう。
3.家具の不用品回収を業者に依頼するメリットは?
高橋さん
家具を不用品回収業者に依頼するメリットはある?
回収モンスター
家具を不用品回収業者に依頼するメリットは、以下の通りです!
- 分別や解体が不要
- 自分で持ち運ぶ必要がない
- 自分の都合に合わせて処分できる
家具の処理だけでなく、粗大ゴミなどの処分も含めて、不用品回収業者を使うといろいろなメリットがあります。費用面では行政に依頼する方が安いですが、手間・時間などを考えると不用品回収業者を利用するのがおすすめと言えるでしょう。
家具の不用品回収なら回収モンスターにお任せ!
家具の不用品回収は、行政・引越し業者・不用品回収業者などに依頼できます。費用の安さだけを追求するなら行政がおすすめですが、時間や労力を使いたくないと考えるなら不用品回収業者に依頼するのがいいでしょう。
「回収モンスター」では、家具を含めた不用品をなんでも回収します。定額パック料金は6,800円からと格安で依頼できるのもメリット。出張見積もりは無料でキャンセルも可能なので、不用品回収業者の依頼に悩んでいる場合は、まずは気軽に一度ご相談ください。